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世界一綺麗なトイレはどこ?日本の技術と世界のデザイン比較

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「世界一綺麗なトイレ」と聞くと、あなたはどんな場所を想像しますか?やっぱり日本のトイレ、特に空港やデパートのトイレは本当に綺麗で快適ですよね。私もあの清潔さにはいつも感動しています。日本のトイレが世界最高水準であることは、多くの人が感じていることかなと思います。

でも実は、世界にはデザインや建築家が手がけたアート作品のようなトイレや、ノルウェーにある息をのむような絶景トイレ、さらには愛知県の刈谷ハイウェイオアシスで見られる豪華絢爛なデラックストイレまで、私たちが「トイレ」と聞いて想像する範疇をはるかに超えるような場所がたくさんあるんです。

この記事では、そんな「世界一綺麗なトイレ」と呼ばれる国内外のスポットを、日本の素晴らしい技術力世界のユニークなデザインという両方の側面からピックアップしてみました。あなたの「トイレ観」がガラッと変わるかもしれませんよ。

この記事のポイント
  • 世界で注目されるデザイン性の高いトイレ
  • 日本の技術力が光る最先端のトイレ
  • 渋谷「THE TOKYO TOILET」プロジェクトの概要
  • 一度は訪れたい国内外のユニークなトイレスポット
目次

世界一綺麗なトイレはどこ?デザインと機能で比較

まずは、デザインやコンセプトで世界を驚かせているトイレたちに注目です。「公衆トイレ=暗い、汚い」なんていうのは遠い昔の話。今や、建築家のこだわりが詰まったアート作品のようなトイレが、世界中で話題になっています。ここでは、見た目の美しさやコンセプトのユニークさで「世界一」と称されるような、デザイン性に優れた世界のトイレを紹介しますね。

渋谷の建築家が手掛けたトイレ

日本で今、最もデザイン的に注目されているトイレと言えば、間違いなく渋谷区の「THE TOKYO TOILET」プロジェクトでしょう。

これは、「誰もが快適に利用できる公共トイレ」をコンセプトに、性別、年齢、障害を問わず、多様な人々が使えるトイレを渋谷区内17カ所に設置する、という壮大なプロジェクトです。(出典:THE TOKYO TOILET 公式サイト

すごいのはその参画メンバー。日本財団さんが主導し、なんと隈研吾さんや安藤忠雄さんといったプリツカー賞受賞者をはじめ、世界的な建築家やデザイナー16人が参加しています。

私もいくつか実際に見に行きましたが、どれも個性的で「これが公衆トイレ?」と驚くものばかりでした。

坂茂さん(はるのおがわコミュニティパーク)

言わずと知れた「透明なトイレ」ですね。普段はガラスが透明で中が透けていますが、鍵をかけると瞬時に不透明になる特殊なフィルムが使われています。

この設計の意図は、「中が綺麗か」「誰かが隠れていないか」を外から確認できること。デザインの奇抜さだけでなく、防犯と清潔さという公共トイレの課題を解決するアイデアが素晴らしいなと思いました。

隈研吾さん(鍋島松濤公園トイレ)

公園の緑豊かな景観に溶け込むように設計された「森のコミチ」がコンセプト。杉の板(ルーバー)で覆われたトイレが5つの「小屋」として点在しています。まるで森の中の小さな村みたいで、トイレに入ると木の香りがして癒されました。隈研吾さんらしい、自然との調和が見事でしたね。

安藤忠雄さん(神宮通公園トイレ)

「あまやどり」と名付けられた、円形のユニークなトイレです。コンクリート打ちっ放しの壁と、格子状の金属製の庇(ひさし)が特徴的。中央は広場のようになっていて、その名の通り、雨宿りもできるデザインになっています。光と影の使い方が安藤忠雄さんらしい、静かで力強い空間でした。

補足:なぜ渋谷区?

このプロジェクトは、多様性を受け入れる街・渋谷区から、「インクルーシブな社会づくり」のメッセージを発信する目的もあるそうです。トイレという日常的な場所から社会のあり方を問い直す、深い意味が込められたプロジェクトなんですね。

絶景が魅力のノルウェーのトイレ

世界には「世界一、景色の良いトイレ」と呼ばれる場所もあります。それが、ノルウェーにある「ステガスタイン展望台(Stegastein Viewpoint)」のトイレです。

ここは、世界遺産にも登録されているアウルランフィヨルドの壮大な景色を、なんと水面から地上650メートルという高さで見下ろせる展望台。その展望台の先端、まさに絶景を臨む一番いい場所に、ポツンとトイレが設置されているんです。

建築家(Todd SaundersさんとTommie Wilhelmsenさん)が手掛けたデザインは、コンクリートと木材を使ったミニマルなもの。景観を邪魔しないように配慮しつつ、トイレの個室からは大きなガラス窓を通じて、目の前に広がるフィヨルドの絶景を独り占めできる設計になっています。

こんな景色を眺めながら用を足せるなんて、ある意味、究極の贅沢かもしれませんね(笑)。

この展望台は、ノルウェーの「ナショナル・ツーリスト・ルート」という、国内の美しい景観ルートにアートや建築を融合させる国家プロジェクトの一環だそうです。トイレでさえも景観の一部としてデザインしてしまう、その発想に驚かされます。

デザインで有名な世界のトイレ

他にも、世界にはデザインコンペで賞を受賞するような、有名なトイレがたくさんあります。

例えば、旅行ガイドブックの「ロンリープラネット(Lonely Planet)」が『世界のすごいトイレ(Toilets: A Spotter’s Guide)』という本を出版しているくらい、トイレは建築やデザインの分野でも注目されているんですよね。

デザインが凝っているトイレは、それ自体がアート作品のようです。ただ、あまりに奇抜だったり、複雑な構造だったりすると、こんな心配もしてしまいます。

デザイン優先のデメリットは?

斬新なデザインは魅力的ですが、公共トイレとして最も重要な「清潔さの維持」が難しくなる可能性もあります。

  • 複雑な形状で、掃除しにくい箇所ができてしまう。
  • 特殊な素材や部品が使われていて、メンテナンスや修理にコストがかかる。
  • 使い方が直感的に分かりにくい。

デザインと実用性(清掃性、耐久性、バリアフリー)を両立させるのは、本当に難しい挑戦なんだなと思います。

観光名所にもなったトイレたち

もはや「用を足す」という本来の機能を超えて、「観光名所」として人々を惹きつけるトイレもあります。

その昔、最も有名だったのは香港にあった「金のトイレ」でしょうか。便器はもちろん、壁、床、シャンデリア、トイレットペーパーホルダーに至るまで、24金や宝石で装飾されていたとか…。残念ながら今はもうその姿を見ることはできないようですが、話のネタとしては最強ですよね(笑)。

日本で言えば、後ほど紹介する愛知県の「刈谷ハイウェイオアシス」のデラックストイレも、その豪華さから「トイレ目当て」で訪れる人が絶えないほどの観光スポットになっています。

トイレが旅の目的の一つになるなんて、本当に面白い時代になったなと思います。その場所の文化や価値観が、トイレという空間に凝縮されているのかもしれません。

ニュージーランドのユニークなトイレ

私が個人的にすごく気になっているのが、ニュージーランドの首都ウェリントンにある「クムトト・トイレ(Kumutoto Toilets)」です。

これは通称「ロブスター・ルーズ(Lobster loos=ロブスターのトイレ)」とも呼ばれていて、その名の通り、真っ赤な甲殻類のような、あるいは巨大なロボットアームのような…とにかく不思議な形をした公衆トイレなんです。

設計したのは「Studio Pacific Architecture」という地元の建築事務所。この奇抜なデザインにはちゃんと理由があって、

  1. 安全性:外から足元が見えるようになっており、不審者が潜んでいないか確認できる。
  2. 換気性:独特の形状が空気の流れを生み出し、自然換気を促す。
  3. 耐久性:頑丈な素材で作られており、破壊行為にも強い。

といった、公共トイレとしての実用性を追求した結果なんだそうです。見た目のインパクトがすごすぎて、中がどうなっているのか、どうやって使うのか、すごく気になります。安全性とデザイン性を両立させた、見事なパブリックアートですよね。

世界一綺麗なトイレを支える日本の技術

デザイン性に優れた世界のトイレも魅力的ですが、やっぱり「世界一綺麗なトイレ」と聞いて、日本の圧倒的な清潔さや機能性を思い浮かべる人も多いんじゃないでしょうか。私自身、海外旅行から帰ってきて日本のトイレに入ると、心から「ホッ」とします。

ここでは、そんな世界に誇る日本の「綺麗」を支える、技術力や文化に注目してみます。

日本のハイテクトイレ技術

日本のトイレ技術の象徴と言えば、やっぱり「ウォシュレット(温水洗浄便座)」ですよね。1980年代に登場して以来、今や一般家庭での普及率も80%を超えているそうです。海外でも「ジャパニーズ・トイレット」として知られ、高級ホテルなどで採用されるケースが増えています。

でも、日本のハイテクトイレの魅力はそれだけじゃありません。

機能快適ポイント
自動開閉リッド便器に一切触れずにフタが開閉。衛生的で、腰への負担も軽減。
自動洗浄立ち上がると自動で洗浄。流し忘れがなく、次に使う人も快適。
便座保温特に冬場、ヒヤッとする不快感を解消。日本の「おもてなし」の心。
除菌機能使用前後にノズルや便器内を除菌水で洗浄。見えない清潔さもキープ。
擬音装置(音姫など)女性のエチケット意識に応え、ムダな水を流さなくても済むように。

これらの機能が組み合わさって、日本のトイレは「ただ用を足す場所」から「快適にリフレッシュする空間」へと進化しているんですね。

海外のSNS(Redditなど)でも、「日本のトイレは未来だ」「一度体験したら後戻りできない」「なぜ自分の国にはないんだ」と、感動や羨望の声がよく上がっています。

ただ、こうした最新技術も、日々のメンテナンスがあってこそ。特に便器内やタンク内の見えない汚れは、放置すると黒ずみやニオイの原因になります。

日々の掃除も大切

最新機能があっても、汚れが溜まっては台無しです。トイレタンクの黒ずみなど、見えない場所の掃除にはオキシクリーンを使った掃除方法も便利ですよ。手軽にスッキリできるので、おすすめです。

空港で評価される清潔さ

「日本はトイレが綺麗」というイメージを、海外から来た人が最初に体感するのが空港のトイレだと思います。

イギリスのスカイトラックス社が発表する「世界空港ランキング」では、例年、羽田空港や成田空港が「世界で最も清潔な空港(World’s Cleanest Airports)」部門でトップを争っています。飛行機を降りて、最初に利用するトイレがピカピカだと、「あ〜、日本に帰ってきたな」って本当にホッとしませんか?

この清潔さは、最新技術だけでは実現できません。清掃スタッフの方々のプロフェッショナルな仕事の賜物です。利用者が非常に多い中で、便器だけでなく床や洗面台、鏡まで、常に完璧な状態を保つ技術と献身性は、まさに職人技。日本の「おもてなし」文化が、こうした場所にも現れているんですね。

空港のような完璧な清潔さを家庭で毎日キープするのは大変ですが、汚れを溜めないコツを知っておくだけでも違います。例えば、トイレの黄ばみや尿石を効果的に落とす方法を知っておくと、週末の大掃除の負担もぐっと減るかもしれません。

豪華絢爛なデラックストイレ

技術力とは少し違うかもしれませんが、日本の「おもてなし」の精神が極まった結果とも言えるのが、豪華絢爛な「デラックストイレ」です。

その代表格としてあまりにも有名なのが、愛知県にある「刈谷ハイウェイオアシス」のデラックストイレです。ここは「高速道路のSA・PAのトイレ」という概念を完全に打ち破っています。

総工費が数億円とも言われ、特に女性用トイレは、シャンデリアが輝き、絨毯が敷かれたホテルのロビーのような空間になっているそうです。広々としたパウダールームにはソファまで設置されていて、もはや「休憩所」そのもの。

デラックストイレのおもてなし

  • ホテルのような豪華な内装とシャンデリア
  • 広々としたパウダールームとソファ
  • 季節の花が飾られた空間
  • 徹底された清掃による清潔さ

男性用トイレも、床に高級感のある石材が使われるなど、落ち着いたシックな空間になっているとか。高速の休憩所でここまで豪華だと、ちょっと緊張してしまいそうですが(笑)、これもまた日本ならではの「綺麗」へのこだわりと「おもてなし」の形なんでしょうね。

オランダ発の自己洗浄トイレ

最後に、日本とは全く違うアプローチで「綺麗」を実現している、最先端の技術を紹介します。オランダの「Sanitronics」という会社が開発した、回転式の「自己洗浄トイレ」です。

これは、利用者が退出した後、文字通り「トイレが自分で自分を洗う」システム。その仕組みがすごいです。

自己洗浄の仕組み

  1. 利用者が退出すると、便器が設置されている壁全体が180度回転します。
  2. 使用済みの便器が壁の奥に格納されます。
  3. 壁の内部で、高圧洗浄、殺菌、エアドライ(乾燥)が自動で行われます。
  4. その間に、反対側(壁の内部)に待機していた、すでに洗浄・乾燥済みの清潔な便器が回転して出てきます。

つまり、次に使う人は、必ず洗浄直後の清潔な便器を使えるという画期的なシステムなんです。日本のトイレが「利用中の快適さ」を追求しているとしたら、こちらは「利用前後の衛生」を技術で徹底的に担保するアプローチ。非常に合理的ですよね。

利用者が多い野外フェスや、清掃スタッフが常駐できない公共の場などで導入されているそうで、これからの公衆トイレのスタンダードの一つになるかもしれません。

あなたが訪れたい世界一綺麗なトイレは

今回は、デザイン、絶景、技術、そしておもてなしの心といった、様々な面から世界一綺麗なトイレと呼ばれるような、国内外のユニークなスポットを色々と見てきました。

渋谷の「THE TOKYO TOILET」のような、社会に問いかけるアート作品としてのトイレ。ノルウェーの絶景トイレのように、自然と一体になる体験ができるトイレ。そして、日本のハイテク技術やデラックストイレのような、利用者の快適さを極限まで追求したトイレ。

もはやトイレは、単に用を足すだけの場所ではなく、その国の文化や技術力、おもてなしの心が反映された「空間」として、日々進化しているのがよく分かりますね。

私個人としては、やっぱりノルウェーの絶景トイレを一度は体験してみたいです!

あなたが一番行ってみたい、あるいは「これこそ世界一だ」と思ったトイレはどこでしたか?

衛生面で安心なだけでなく、時には心を豊かにしてくれたり、驚きを与えてくれたりするトイレが、これからも世界中に増えていくといいなと思います。

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この記事を書いた人

はじめまして、管理人の「零(れい)」です。 このブログ「まっさらログ」にお越しいただき、本当にありがとうございます。
ここは、日常で感じたことや新しく始めたことを、「まっさら」な視点で記録していく雑記ブログです。

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