食事やデート中、ふと鏡を見たらリップが落ちてて慌てた…なんて経験、結構ありますよね。特にマスクが欠かせない場面だと、飲食をしなくても蒸気や摩擦でヨレたり、マスクの内側に色がベットリ付いてしまったりするのも気になります。
だからこそ、「最強に落ちないリップ」が欲しい!と切実に思うのは当然かなと思います。どうせなら、発色や仕上がりの上質さ、持っている時の気分の上がり方も妥協したくないので、やっぱりデパコスで探したいですよね。
でも、デパコスと一口に言っても、人気のティント系から高発色のマット系、Dior(ディオール)やCHANEL(シャネル)といった人気ブランドまで、本当に種類が多すぎます。
「結局、どれが本当に落ちないの?」「食事をしても色が残る最強の1本は?」「荒れない?」など、迷ってしまう方も多いんじゃないでしょうか。
この記事では、「最強に落ちないリップデパコス」を探している方に向けて、食事でも落ちにくいと話題のアイテムの特徴や、荒れないための塗り方のコツ、そして気になるプチプラとの違いまで、私が気になって調べた情報をしっかりまとめてみました。
- 本当に落ちないと人気のデパコスリップのタイプ別特徴
- ティント系・マット系など種類ごとのメリット・デメリット
- リップの持ちを格段にアップさせる正しい塗り方のコツ
- 落ちないリップで唇が荒れないための重要な保湿ケア方法
最強に落ちないリップデパコスのタイプ別特徴

さっそく、色持ちと仕上がりの美しさで人気を集めている「最強に落ちない」と話題のデパコスリップについて、タイプ別にその特徴を見ていきましょう。定番のロングセラーから注目の新作まで、それぞれの強みをピックアップしてみました。
マスクにつかないと話題のリップ
マスク生活で一番のストレスとも言える「色移り」。デパコスのリップには、唇にピタッと高密着して、マスクにつきにくいことを追求したアイテム(いわゆる「マスクプルーフ」)が豊富にあります。
これらのリップは、唇に塗布した後、少し時間を置くことで揮発性の高いオイルが飛び、色と保湿成分だけが唇に定着する「膜形成技術」を採用していることが多いですね。(参照:資生堂公式サイト)
この「膜」が色をコーティングしてくれるので、マスクで擦れても色が移りにくくなる、という仕組みです。
質感による特徴の違い
- マットタイプ: 元々油分が少ないため密着度が高く、サラッとした仕上がりでマスク移りしにくい王道タイプです。
- ツヤタイプ: 最近は技術が進化していて、ツヤが出るのに色移りしにくい「ジェル膜」や「オイル膜」を形成するタイプが増えています。ツヤと色持ちを両立したい方におすすめですね。
仕上がりがマットなものはもちろん、最近はツヤ系でも「マスクにつかない」と評価されているアイテムが増えているので、「ツヤが欲しいけど落ちるのは嫌」というわがままも叶いやすくなっていて嬉しい限りです。
食事でも落ちにくいティント系
食事、特に油分を含む料理を食べると、どんなリップでも落ちやすくなるのは仕方がないところ…。そんなシーンで最も頼りになるのが、やはりティント系リップです。
ティントは、一般的な口紅が「唇の上に色を乗せる」のに対し、唇の角質層自体を染料で染めることで色を定着させます。だから、表面が擦れたり、油分でツヤが落ちたりしても、唇そのものの色が残ってくれるのが最大の強みですね。
最近はティントにも種類があるので、特徴をまとめてみます。
ティント系の種類と特徴
- ウォーターティント: 水のようにサラサラした質感。発色が良く、最も色残りしやすいですが、乾燥しやすい傾向も。
- オイルティント: オイルベースで、ツヤ感と保湿力を両立。ウォータータイプより色残りは穏やかですが、自然な血色感が続きます。
- マットティント: 塗った後にマットな質感に変化。ティントの色持ちとマットリップの密着力を兼ね備えています。
ただし、染料で色をつけるという特性上、アイテムによっては少し乾燥を感じやすいものもあるかもしれません。デパコスのティントは美容オイルや保湿成分がたっぷり配合されているものが多いですが、選ぶ時のポイントになりそうです。
高発色なマット系おすすめ

「リップメイクを主役にした、洗練された印象にしたい!」という日には、高発色なマット系リップが活躍します。
マットリップが落ちにくい理由は、水分や油分が少なく、顔料(色の粉)が唇にダイレクトに密着するからです。ベタつきがないため摩擦にも強く、一度定着すると長時間発色をキープしてくれます。
昔のマットリップは「パサパサする」「縦ジワが目立つ」というイメージが強かったかもしれませんが、最近のデパコスの進化はすごいです。
最近のマットリップの進化
「パウダーマット」や「シルキーマット」「スフレマット」といった名前で、まるでパウダーを乗せたかのように軽く、クリーミーな塗り心地のものが主流です。保湿成分も配合され、縦ジワが目立ちにくく、快適なつけ心地のものが増えています。
発色が非常に良いため、輪郭をリップライナーでしっかり取ってから塗ると、一気にプロフェッショナルでモードな印象に仕上がりますね。
2024年ベスコス受賞リップ
数あるデパコスリップの中からどれを選ぶか迷った時、やはり一番信頼できる参考指標が「ベストコスメ(ベスコス)」受賞アイテムです。
2024年の上半期や年間のベスコス(例えば@cosmeベストコスメアワードや、VoCE、MAQUIAなどの美容雑誌企画)を見ると、やはり「色持ち」と「仕上がりの美しさ」、さらに「保湿力(ケア効果)」を高いレベルで両立したリップが多数ランクインしています。
ただ「落ちない」だけではなく、プランプアップ効果で唇をふっくら見せてくれたり、トレンド感のある絶妙なカラーであったりと、プラスアルファの価値が高く評価されています。
多くの美容家や一般ユーザーから厳しい目で選ばれたアイテムなので、「買って失敗したくない」という時には、ベスコス受賞マークはかなり心強いガイドになるかなと思います。
2025年春の新作デパコス
季節が変わると、気分も一新したくて新しいコスメが気になりますよね。2025年の春新作デパコスリップも、色持ち機能がさらに進化している印象を受けます。
例えば、大きな話題を呼んでいるコスメデコルテの新作「プランピング リップセラム」のように、高いトリートメント効果やプランプアップ効果(唇をふっくら見せる効果)と、ティントによる色持ち効果を両立させたアイテムが注目されています。(出典:コスメデコルテ公式サイト「プランピング リップセラム」)
春らしいシアー(透け感のある)な発色や、みずみずしいツヤ感がありながらも、「落ちにくい」という機能性もしっかり備えているのが、最近のデパコスのすごいところです。
重たいマットリップではなく、軽やかな仕上がりで色持ちも叶えたい、というニーズに完璧に応えてくれている感じがしますね。
人気ブランドDior・CHANEL
デパコスリップの王道であり、多くの人が一度は憧れるブランドといえば、やはりDior(ディオール)やCHANEL(シャネル)ですよね。
これらのブランドが長く愛され続ける理由は、もちろんブランド力やパッケージの美しさもありますが、リップとしての機能性が非常に高いからに他なりません。
Dior(ディオール)
Diorで「落ちない」といえば、やはり「ディオール アディクト リップ ティント」が有名です。唇と一体化するような自然な仕上がりで、色移りしにくいのが特徴です。また、ケア効果とプランプアップ効果で絶大な人気を誇る「ディオール アディクト リップ マキシマイザー」も、重ねることでツヤと色持ちをサポートしてくれます。(参照:Dior公式サイト)
CHANEL(シャネル)
CHANELは、「ルージュ アリュール インク フュージョン」や「ルージュ デュオ ウルトラ トゥニュ」(リキッドリップとトップコートがセット)など、高発色でウォータープルーフ、色移りしにくいリップが揃っています。特にマット系の仕上がりの美しさと色持ちは格別かなと思います。(参照:CHANEL公式サイト)
もちろん、YSL(イヴ・サンローラン)の「ルージュ ヴォリュプテ キャンディグレーズ」や、ランコムの「ラプソリュ ルージュ」なども人気が高く、各ブランドが競って「色持ち」と「快適さ」を追求しています。
これらの人気ブランドは、色展開が非常に豊富で、BAさん(ビューティーアドバイザー)に相談しながら、自分に本当に似合う「落ちない運命の1本」を見つけやすいのも大きな強みですね。
最強に落ちないリップデパコスの活用術

せっかく手に入れた、お気に入りの「最強に落ちないリップデパコス」。そのポテンシャルを最大限に引き出して、一日中美しい唇をキープするためには、塗り方やケアにちょっとしたコツがあるみたいです。気になる活用術を詳しくまとめました。
落ちないリップの正しい塗り方
ただ唇に塗るだけでももちろん落ちにくいデパコスリップですが、ひと手間加えることで、さらに色持ちが格段にアップします。特にマスク移りを防ぎたい時には必須のテクニックかもしれません。
色持ちアップの基本ステップ
- 素の唇を整える: まずはリップクリームなどでしっかり保湿します。ただし、油分が残りすぎているとリップが滑って密着しないので、塗る直前にティッシュで軽く押さえて「余分な油分」だけをオフします。
- 一度塗り(薄く): リップを唇に塗布します。リキッドタイプはチップで均一に、スティックタイプも直塗りかブラシで薄く伸ばします。
- ティッシュオフ(重要): 塗った後、ティッシュを軽く唇に当てて、表面に残った余分なリップを吸い取らせます。ここで色移りの原因になる「余分な油分や顔料」を取り除きます。
- 重ね塗り(定着): もう一度リップを薄く重ねます。これで発色と密着度が一気に高まります。
この「塗布 → ティッシュオフ → 重ね塗り」のステップは、リップを「層」にして密着させるイメージです。時間は少しかかりますが、食事をしても色が残りやすくなるので、ぜひ試してみてほしいです。
さらに完璧を目指すなら、リップライナーで唇の輪郭を取っておくと、色が滲むのを防ぎ、より端正な仕上がりが長持ちしますよ。
もっと落ちにくくする裏ワザ
基本の塗り方に加えて、専用アイテムをプラスする「裏ワザ」もあります。これを使えば、お気に入りのリップのポテンシャルをさらに引き出せるかもしれません。
リッププライマー(下地)で密着度アップ
リッププライマー(リップベースとも呼ばれます)は、ファンデーションの前に化粧下地を塗るのと同じ役割を果たします。
唇の表面にある細かな縦ジワなどの凹凸をなめらかに補正し、リップカラーが均一に乗る土台を作ってくれます。これにより、リップの密着度が格段に上がり、発色も良くなる効果が期待できますね。
保湿成分が入っているものを選べば、マットリップなどを使う前の乾燥対策にもなります。
リップコート(トップコート)で徹底ガード
メイクの最後に使うリップコートは、その名の通り、リップカラーの上に透明な膜を作って、色移りや色落ちを物理的に防いでくれる優れものです。
ジェル状やリキッド状のものがあり、塗ると唇をコーティングしてくれます。ツヤを足すタイプや、マットな質感を損なわないタイプなど種類も選べます。
「今日は絶対にリップを落としたくない!」という勝負デーや、白いマスクを長時間つけなければならない時には、最強の守備アイテムとしてかなり頼りになる存在ですね。
荒れない?保湿ケアの方法
「落ちないリップ=乾燥しやすい・荒れやすい」というイメージ、やっぱりありますよね。
確かに、ティント系やマット系は、処方によって唇の水分や油分が奪われやすい側面も否定できません。デパコスのアイテムは美容成分や保湿成分がリッチに配合されているものが多いですが、それでも「落とす時」と「日々のケア」は非常に重要です。
荒れてしまっては、せっかくのリップも綺麗に乗りませんからね。
落ちないリップと上手に付き合うケア方法
唇の皮膚は非常に薄くデリケートです。以下の3ステップをぜひ習慣にしてみてください。
1. メイク前と日中の「仕込み保湿」
メイク前にリップクリームで保湿するのはもちろんですが、日中も「乾いたな」と思ったら、リップの上からでも使えるバームなどで保湿するのがおすすめです。ただし、前述の通り、リップを塗る直前は油分をティッシュオフしてくださいね。
2. 「専用リムーバー」での正しいクレンジング
これが一番重要かもしれません。落ちにくいリップは、当然クレンジングも大変です。普通のクレンジングでゴシゴシ擦って落とそうとすると、摩擦で色素沈着や深刻な荒れの原因になります。
必ず、ティントリムーバーや、コットンに含ませて使うポイントメイクリムーバー(目元・口元用)を使ってください。リムーバーを染み込ませたコットンを数秒唇に当てて、リップを「浮かせて」から、優しく拭き取るのがコツです。
3. 夜の「集中トリートメント」
リップをしっかり落とした日の夜は、唇を休ませてあげる時間です。寝る前に、リップマスク(塗って寝るパック)や、こっくりとした高保湿なリップ美容液をたっぷり塗って、集中的にケアしてあげましょう。週に1回程度、リップスクラブで優しく角質ケアをするのも良いですね。
もし唇の荒れや皮むけがひどくなってしまった場合は、無理にリップメイクを続けず、一度使用を中止して、皮膚科の専門医に相談することも検討してくださいね。
プチプラとデパコスの違い

最近はプチプラでも、本当に優秀な「落ちないリップ」がたくさんありますよね。私も普段使いでよくお世話になっています。じゃあ、あえて数千円出してデパコスを選ぶ理由って何だろう?と私もよく考えたりします。
もちろん、ブランドのステータスや、持っているだけで気分が上がる重厚なパッケージデザインも大きな魅力です。
ですが、私が感じる一番の違いは、「仕上がりの質感の洗練度」と「色展開の絶妙さ」、そして「時間が経った時の状態」かなと思います。
デパコスの強み(私見)
| 比較ポイント | デパコスの強み |
|---|---|
| 仕上がりの質感 | マットでもパサつかない、ツヤでもベタつかない、上質なテクスチャ。唇の縦ジワを悪目立ちさせない処方になっているものが多い。 |
| 色展開 | 似ているようで少し違う、肌色を美しく見せてくれる絶妙なカラーバリエーション。トレンド感と品を両立させた色出しが秀逸。 |
| 配合成分 | 独自の美容成分や保湿成分がリッチに配合され、荒れにくさやケア効果を追求しているものが多い。 |
| 持続性(落ち方) | 「落ちない」だけでなく、「落ち方が汚くない」ものが多い。色がまだらに剥げるのではなく、全体的に薄くなっていくような印象。 |
プチプラの手軽さやトレンド感も大好きですが、ここぞという大事な日や、カウンターでBAさんに相談しながら自分に本当に似合う1本を見つけたい時には、デパコスに投資する価値が十分あるかなと思います。
まとめ:最強に落ちないリップデパコス
今回は、「最強に落ちないリップデパコス」をテーマに、人気のアイテムのタイプ別特徴から、塗り方、ケア方法、プチプラとの違いまでを深掘りしてみました。
落ちにくさの秘密は、ティント処方であったり、高密着なマット処方であったり、最新の膜形成技術であったりと様々でしたね。
最強に落ちないリップデパコスを1本持っておくと、食事やマスクが必須のシーンでも、色落ちを気にせず自信を持って過ごせる、心強いお守りのような存在になってくれるかなと思います。
高機能なデパコスリップも、その性能を最大限に引き出すには、やはり日々の保湿ケアと正しい塗り方が土台として不可欠です。
ぜひご自身にぴったりの「落ちないリップ」を見つけて、毎日のメイクをさらに楽しんでくださいね。

