仮面ライダーオーズといえば、やっぱりあの変身ソングが頭から離れないという方も多いのではないでしょうか。
実は私も、当時テレビの前で「タ・ト・バ!」と口ずさんでいた一人です。最近ではCSMシリーズや10周年記念作品などで話題が再燃して、改めてメダルの組み合わせやコンボの種類について気になっている方も増えているようですね。
劇中に登場した強力フォームはもちろん、作中設定として語られる形態や玩具展開(CSM)ならではのギミックまで、オーズの世界は知れば知るほど奥が深いです。

- 全コンボのスペックや特殊能力の違い
- 最強と呼び声高いガタキリバやプトティラの強さの理由
- 複雑な亜種の組み合わせ数や計算式
- 玩具やゲームでのみ楽しめるマニアックな情報
仮面ライダーオーズのメダル組み合わせとコンボ一覧

まずは、オーズの代名詞とも言える「コンボ」について見ていきましょう。特定のメダルが揃った時のあの歌と演出、そして圧倒的な強さはやっぱりロマンがありますよね。ここでは主要なコンボの特徴やスペックをまとめてみます。
- 最強コンボはどれ?ガタキリバやプトティラの強さ
- 人気のタジャドルコンボとエタニティのスペック
- 基本形態タトバコンボが特別視される理由とは
- 暴走するプトティラコンボに亜種がない原因
- CSMや未来のメダルで変身する新コンボの解説
最強コンボはどれ?ガタキリバやプトティラの強さ

「結局、どのコンボが一番強いの?」というのは、ファンの間でも永遠のテーマですよね。個人的にもすごく気になるところですが、強さの定義によって最強が変わるのがオーズの面白いところなんです。
例えば、単純な破壊力と戦闘スペックで言えば、恐竜系メダルの「プトティラコンボ」は最強候補の筆頭です。作中設定としても、他のコンボを圧倒する戦闘能力に加えてコアメダルを破壊する能力を備えているとされています。専用武器のメダガブリューも強力で、パンチ力10.5t、キック力20.0tという数値はコンボの中でも突出した水準です。
一方で、殲滅力という点では「ガタキリバコンボ」が最強だという意見も根強いです。昆虫系のコアメダル3枚を揃えた時に限り、オーズは分身体(分身)を生み出せるとされており、分身を絡めた必殺攻撃まで可能になります。劇中では、複数の分身体が同時に戦線を制圧する場面もあり、状況次第では“反則級”の強さを発揮します。
| コンボ名 | パンチ力 | キック力 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| ガタキリバ | 4.0t | 12.0t | 分身技「ブレンチシェイド」で分身体を生成、雷撃・双剣・強化キックを併用 |
| プトティラ | 10.5t | 20.0t | 凍結複合技「ブラスティングフリーザ」などの強力技、コアメダル破壊能力 |
| サゴーゾ | 8.0t | 10.5t | 超重量級パワーに加え、対象の重力を増大/周囲を無重力化する重力制御 |
| タジャドル | 6.5t | 15.0t | 高速飛行を可能にする構造と炎属性の必殺技を併せ持つ |
こうして見ると、単純な数値だけでなく「どう戦うか」で強さが変わるのがわかりますね。ガタキリバのパンチ力自体は控えめですが、それを補って余りある“手数”と“同時展開”があるわけです。
(出典:東映『仮面ライダー図鑑(仮面ライダーオーズ各フォーム)』)
人気のタジャドルコンボとエタニティのスペック
ファン人気投票などでも常に上位に入るのが「タジャドルコンボ」です。アンクとの関係性を象徴するフォームなので、最終回のあのシーンを思い出して胸が熱くなる方も多いのではないでしょうか。私もその一人です。
タジャドルは、タカヘッドが「タカヘッド・ブレイブ」に変化して、飛行時の揚力を生む構造によって高速飛行が可能になります。必殺技は「プロミネンスドロップ(ライダーキック)」や、火の鳥滑空アタック「マグナブレイズ」などが代表的で、単なる鳥系コンボという枠を超えた特別な存在感がありますよね。

そして、10周年記念作品『復活のコアメダル』で登場した「タジャドルコンボ エタニティ」は、作中でもタジャドルを上回る戦闘能力を備えた姿として描かれました。
タジャドルコンボ エタニティの特徴 虹色に輝く翼を持ち、タジャドルを上回る戦闘能力を備えた強化形態です。左腕には手甲型エネルギー解放器「タジャニティスピナー」を装備し、火炎攻撃と必殺キックで決戦を制しました。単なる“強化”ではなく、物語上もアンクが自ら変身して戦う点が大きな特徴です。
基本形態タトバコンボが特別視される理由とは
「タカ!トラ!バッタ!」でおなじみのタトバコンボ。これは、基本的には“同系統3枚”で成立することが多いコンボの中で、系統の異なる3枚(タカ/トラ/バッタ)を用いるにもかかわらず「コンボ」として成立する、非常に特徴的な存在です。

また、タトバコンボは映司の基本形態であるだけでなく、作中設定として800年前の王(先代のオーズ)も基本のコンボとしていたとされています。スペックだけを見ると他のコンボに見劣りして見えることもありますが、戦闘では「タカヘッド」の超視覚、「トラクロー」による奪取・切断、「バッタレッグ」の跳躍力といった汎用性を活かして立ち回れるのが強みです。
さらに、同系統3枚で成立するコンボはメダル本来の力を発揮できる一方で、変身者への反動も大きく、むやみに使うべきではないとされているため、状況に応じて基本に立ち返れるタトバの価値が際立ちます。
暴走するプトティラコンボに亜種がない原因
紫のメダルで変身するプトティラコンボですが、このフォームには「亜種」が存在しません。これは作中の用語設定としても明確に扱われています。
恐竜の力を宿す紫のメダル(プテラ/トリケラ/ティラノ)は、欲望を無に帰す性質とコアメダル破壊能力を備え、封印状態からメダルに意思が生まれたことも含めて特異な立ち位置にあります。用語上も「紫のメダルを使った亜種は存在しない」とされています。

プトティラのリスク 劇中でも描かれていましたが、このコンボは暴走の危険と隣り合わせの形態です。強力すぎる力には代償が伴う、という仮面ライダーらしいテーマが色濃く反映されています。メダガブリューを用いた戦闘描写が“ただ強い”だけで終わらないのも、プトティラが特別視される理由の一つですね。
CSMや未来のメダルで変身する新コンボの解説
テレビ本編以外にも、映画や玩具展開(CSM)で登場したレアなコンボたちがいます。これらを知っていると、よりオーズの世界を楽しめるはずです。
- ブラカワニ コンボ: 映画『将軍と21のコアメダル』に登場。コブラ・カメ・ワニのメダルで変身し、盾状装甲「ゴウラガードナー」などを活かして戦います。必殺技はスライディングから両脚の牙状外骨格で挟み砕く「ワーニングライド」です。
- スーパータトバ コンボ: 映画『フォーゼ&オーズ MOVIE大戦MEGA MAX』で登場。未来からもたらされたメダルによるタトバの発展・強化型で、高い基本スペックに加えて、作中では敵の時間停止能力を無効化する活躍も見せました(※“自分が時間停止を使う”ではなく、“相手の時間停止を無効化”がポイントです)。
- ビカソ コンボ: 玩具展開で扱われることが多い、エビ・カニ・サソリの新造コアメダルによるコンボの一つとして知られています。映像作品に比べ玩具側の情報量が多い枠なので、「CSMの音声で初めて実感した」という人も多いタイプです。
- サラミウオ コンボ: サメ・クジラ・オオカミウオの新造コアメダルを、オーズドライバーで用いた際のコンボとして語られることが多い形態です。もともと“未来のメダル”という位置づけで、資料や玩具展開を通して存在感が強まりました。

特にCSM版のオーズドライバーは、玩具展開で広がったメダル体系を踏まえた音声要素が充実しています。メダルを装填してオースキャナーでスキャンする一連の流れが気持ちよく、音声のバリエーションも含めて“なりきり”の没入感が高いのが魅力です。
仮面ライダーオーズのメダル組み合わせと亜種の数
コンボも魅力的ですが、オーズの真骨頂はやっぱり「亜種形態」の多さですよね。状況に合わせて頭・腕・足を組み替える戦術は見ていてワクワクしました。ここでは、その膨大な組み合わせの数について掘り下げてみます。
- 亜種形態は全何通り?理論上の計算式を解説
- ゲームでおすすめの強い亜種と戦術データ
- 検索候補に出る恋愛コンボという謎の形態
- 玩具のオーズドライバーで楽しむ音声ギミック
- 仮面ライダーオーズのメダル組み合わせ総まとめ
亜種形態は全何通り?理論上の計算式を解説
「オーズのフォームって全部でいくつあるの?」と気になったことがある方もいると思います。これ、計算してみるとすごい数になるんですよ。
基本的な計算式は「頭 × 腕 × 脚」です。テレビシリーズで主に扱われるコアメダル(恐竜系=紫のメダルを除く)を、色(系統)ごとの「頭・腕・脚」パーツとして整理すると、頭が5種×腕が5種×脚が5種で合計125通りになります。
ここから「コンボ」として成立する組み合わせを除くと亜種の数になりますが、同系統の代表的な5コンボ(タジャドル/ガタキリバ/ラトラーター/サゴーゾ/シャウタ)に加え、例外的にコンボとして成立するタトバも含めて合計6コンボがあるため、125−6=119通りが「亜種(コンボ以外)」として整理できます。

さらに全メダルを含めると…? 玩具展開で追加された新造コアメダル(いわゆる未来のメダル等)まで含めて考えると、頭・腕・脚の選択肢そのものが増えるため、理論上の組み合わせは一気に数千通り規模に膨れ上がります。全部覚える必要はありませんが、「組み合わせ次第で無限に遊べる」というのがオーズの強みですね。
ゲームでおすすめの強い亜種と戦術データ
『ガンバライジング』などのゲームをプレイしていると、コンボよりも亜種の方が使い勝手が良い場面があったりしますよね。個人的に「これは強い!」と思った組み合わせや、ファンの間で話題の亜種をいくつか紹介します。
よく名前が挙がるのが「タカトラーター」(タカ・トラ・チーター)です。タカの索敵・視覚強化、チーターの機動力、トラの近接攻撃力を噛み合わせた、ヒット&アウェイ向きの構成として語られることが多いです。
また、「ガタゴリーター」(クワガタ・ゴリラ・チーター)なんかも面白いです。電撃での拘束や、パワーとスピードの組み合わせで“やりたいこと”が明確な亜種は、考えるだけでもロマンがありますよね。ゲーム内だけでなく、戦術の妄想議論でも盛り上がれるのが亜種の楽しいところです。
検索候補に出る恋愛コンボという謎の形態
ネットでオーズのことを調べていると、「恋愛コンボ」という不思議なワードが出てくることがあります。「えっ、そんなコンボあったっけ?」と驚いた方もいるかもしれません。
結論から言うと、これは実際に存在するフォームではなく、映司が“想像した”新たなコンボとして扱われるものです。作中では、特定の影響で魅了状態になった映司が、胸の高鳴りを「恋愛コンボ」に例えた、という位置づけになっています。変身音のイメージ上では「ラブ」というコアメダルを3枚使うらしい……という“ネタ”として語られるタイプです。
つまり「公式設定として“存在しない”」という点はその通りですが、元ネタは映画プロモーション等ではなく、作中の“想像シーン”に由来するものとして整理しておくのがいちばん誤解がありません。
玩具のオーズドライバーで楽しむ音声ギミック
DX版やCSM版のオーズドライバーを持っている方ならご存知かと思いますが、オースキャナーの音声ギミックは本当によく出来ています。
メダルを装填してオースキャナーでスキャンすると、組み合わせに応じた変身音や必殺技音声が鳴る仕組みで、CSMでは玩具展開で広がったメダル体系を踏まえた音声遊びがより充実しています。結果として、「当時のDXではメダル自体が存在しなかった(あるいは入手が難しかった)組み合わせを、後からまとめて楽しめる」点がCSMの魅力になっています。
自分の手で好きなメダルをカシャン、カシャンと装填して、スキャナーを滑らせるあの感触。「スキャニングチャージ!」の音声と共に必殺技ごっこをするのは、大人になってもワクワクする瞬間です。
仮面ライダーオーズのメダル組み合わせ総まとめ
今回は、仮面ライダーオーズのメダル組み合わせについて、最強コンボの考察からマニアックな亜種の世界まで深掘りしてみました。
改めて振り返ると、オーズの魅力は単なる「変身パターンの多さ」だけでなく、それぞれのメダルに込められた「欲望」や「生物の特性」、そして映司やアンクたちのドラマが絡み合っている点にあるのかなと思います。

玩具や映像作品を行き来しながら、「もしもあの時、この亜種を使っていたら…」なんて空想にふけるのも楽しいものです。ぜひ皆さんも、自分だけの最強の組み合わせを見つけてみてくださいね。

