「関東最強のパワースポット」として、メディアやSNSで度々話題になる三峰神社。特に、その強力なご利益が込められたブレスレットやお守りは、人生の転機を迎えた方や、現状を打破したいと願う方にとって、喉から手が出るほど欲しいアイテムではないでしょうか。しかし、いざ手に入れようと検索してみると、「値段 三峰神社 ブレスレット」というキーワードで様々な情報が錯綜しており、正確な定価や種類、そして入手方法が分かりにくいと感じている方も多いはずです。
特に、かつてテレビ番組などで「著名なフィギュアスケーターに関連する御守」として紹介されたことをきっかけに爆発的な人気を呼んだ「白い氣守」に関しては、現在どうなっているのか、ネットで高額取引されているものは本物なのか、といった不安の声もよく耳にします。
私自身も、仕事で行き詰まりを感じていた時期に三峰神社の「氣」の力に惹かれ、現地まで足を運んだ経験があります。その時の経験と、公開情報のリサーチに基づき、この記事では現地に行けない方のために、メルカリなどの二次流通市場における相場観(※価格は常に変動します)や、現地へ行く場合の具体的なコスト比較などを詳しく解説します。
- 氣守と腕輪守の定価と現在の市場価格の違い
- 頒布休止中の白い氣守に関する現状と入手リスク
- 現地へのアクセス費用とネット購入のコスパ比較
- ご利益を最大化する神木での氣のチャージ方法
三峰神社のブレスレットの値段と種類
まず最初に整理しておきたいのが、多くのユーザーが検索する「ブレスレット」という言葉と、実際の授与品とのギャップについてです。三峰神社の授与品には大きく分けて2つの「身につける・携帯するタイプ」が存在し、それぞれに特徴や値段が異なります。
- 氣守と腕輪守の違いとお守りの種類
- 氣守の各色の効果とご利益
- 現在休止中の白い氣守の入手状況
- 不思議な体験などの口コミと評判
- 縁結び効果があるピンクの氣守
氣守と腕輪守の違いとお守りの種類

三峰神社の代名詞とも言えるのが、「氣守(きまもり)」と呼ばれる巾着型のお守りです。「ブレスレット」と検索してこの氣守の画像をイメージしている方も多いのですが、これは正確には腕につけるものではなく、カバンに入れたりポケットに入れて持ち歩くタイプのお守りです。
最大の特徴として広く知られているのは、氣守に「御神木のかけらが納められている」と伝えられている点です。これにより、参拝者は三峯山の霊気(氣)を携帯できると感じる方が多く、人気が高い授与品のひとつになっています。
一方で、文字通り手首に着用するアクセサリータイプの授与品は「腕輪守(うでわまもり)」と呼ばれます。こちらは木製ビーズのものや、水晶や虎目石などの天然石を用いたものなど、デザインや素材のバリエーションがあり、初穂料も素材・仕様によって変動します。
それぞれの定価と特徴まとめ
| 種類 | 詳細・特徴 | 公式の初穂料(目安) |
|---|---|---|
| 氣守 | 巾着型。御神木にまつわる授与品として知られ、需要が高い。 | 1,000円 |
| 腕輪守 | 数珠状のブレスレット。素材や仕様により価格帯が変わる。 | 3,000円前後〜 |
検索意図としては「身につけてパワーを得たい」という思いが共通しているため、どちらを選んでも間違いではありません。普段からアクセサリーを身につける習慣がある方は「腕輪守」、仕事柄アクセサリー禁止の方はポケットに忍ばせられる「氣守」を選ぶのが良いでしょう。
氣守の各色の効果とご利益
氣守には、通常カラーとして「黒・赤・ピンク・緑」の4色があると案内されることが多いです。一般的には、込められている祈りそのものに色で優劣があるというより、色が“願いの方向性を選ぶ目安”として扱われています。

- 黒(厄除け・意志貫徹・ビジネス)
三峰神社の眷属であるオオカミ(御眷属)にちなむ力強いイメージで選ばれやすい色です。困難を切り開く、邪気を払うといった願いを込めて授与する方が多い傾向があります。 - 赤(勝負運・活力・エネルギッシュ)
活力・前向きさの象徴として選ばれることが多い色です。ここ一番の勝負時や、気持ちを切り替えたい時のお守りとして人気があります。 - ピンク(恋愛成就・良縁)
良縁や人とのつながりを願う方が選びやすい色です。後述する「えんむすびの木」への参拝と合わせて授与する方もいます。 - 緑(健康運・病気平癒・平穏)
心身の健やかさや日々の平穏を願って選ばれやすい色です。ご自身のためだけでなく、ご家族の健康を祈って授与する方もいます。
「どの色にしようか迷う」という方は、直感で「ピンときた色」を選ぶのも一つの方法です。毎日持ち歩くものですから、見ていて気分が上がる色、愛着が湧く色を選ぶことが、結果として大切に扱うことにも繋がります。
現在休止中の白い氣守の入手状況

三峰神社の知名度を一気に全国区に押し上げた要因の一つとして、かつて毎月1日(ついたち)のみ限定で頒布されていた「白い氣守」の存在があります。白い氣守は特別な頒布形態だったこともあり、毎月1日には多くの参拝者が訪れたことで知られています。
なぜ頒布休止になったのか?
頒布日には、神社へ向かう山道や周辺道路(国道140号を含む)で大規模な交通渋滞が発生し、近隣住民の生活や公共交通、緊急車両の通行にも影響が出たことが問題になりました。
この状況を受け、三峰神社は2018年6月1日から「白い氣守」の頒布を休止しています。
(出典:三峯神社公式サイト『「白」い「氣の御守」頒布の休止について』)
【重要】現在、白い氣守は境内の授与所で新規に授与を受けることはできません。
ネット上で見かける「白い氣守」は、頒布休止以前に授与されたものが流通しているケースが中心です。再開の噂など、根拠が確認できない情報には十分に注意してください。
不思議な体験などの口コミと評判
三峰神社には、「呼ばれた人しか行けない」というミステリアスな都市伝説が語られることがあります。「行こうと計画すると体調を崩す」「なぜか予定が崩れる」といった話がある一方、タイミングが合う人は驚くほどスムーズに到着できるというものです。
また、実際に氣守やブレスレットを手にした方からは、以下のような口コミがネット上で見られます。
- 「どん底だった経営状態が、参拝後に好転した」
- 「良縁に恵まれ、結婚が決まった」
- 「持っているだけで安心感がある」
これらは個人の体験談であり、科学的に再現・証明できるものではありません。ただ、標高約1,100メートルの山中という環境、長い歴史の中で培われた信仰の空気が、参拝者の気持ちを整え、前向きな行動につながる――という形で“結果が変わった”と感じる方がいるのは自然なことかもしれません。
縁結び効果があるピンクの氣守
特に女性からの支持が厚いのが、縁結び祈願です。境内には「えんむすびの木」と呼ばれる、ヒノキとモミの木が寄り添うように立っている木が案内されています。異なる種類の木が寄り添う姿から、縁結びの象徴として親しまれています。
参拝方法や作法は現地の案内に従うのが基本ですが、一般には、用紙や紙縒(こより)を用いて願い事を納める形で参拝する方もいます。祈願ののちにピンク色の氣守や、ローズクォーツ等があしらわれた腕輪守を選ぶ方もいるようです。
単なるアイテムとして購入するだけでなく、こうした「祈りのプロセス」を経ることで、より一層お守りへの愛着と大切にする気持ちが強まるのではないでしょうか。
三峰神社ブレスレットの値段と購入法

ここからは、より現実的な「お金」と「入手手段」の話に切り込んでいきます。三峰神社では、初穂料のオンライン決済(通販サイトでの決済等)は行っていない旨が案内されています。そのため授与品は基本的に現地授与が中心です。参拝が叶わない場合、神札(お札)の郵送対応が案内されている一方、御守(氣守や腕輪守など)の郵送可否は時期や授与品によって扱いが変わる可能性があるため、必要な場合は社務所へ確認するのが安全です。
それでも現実的な選択肢として多いのは、「現地に行く」か「二次流通(フリマアプリ等)を利用する」かの二択になります。
- 公式通販の有無とメルカリの相場
- 偽物を避けるための確認ポイント
- 現地へ行く交通費と時間のコスト
- 御神木から氣をチャージする方法
- 三峰神社ブレスレットの値段まとめ
公式通販の有無とメルカリの相場
前述の通り、三峰神社は初穂料のオンライン決済を行っていません。そのため、ネット上の“公式通販”をうたうものには注意が必要です。
一方で、どうしても現地に行けない方が、メルカリやオークション等の二次流通を利用するケースがあります。ここでは、2025年12月時点の出品・取引例から見た目安として相場感をまとめました(※状態、付属品、出品タイミングで上下します)。

通常の氣守に関しては、定価より高い価格で流通することが多いです。これを「高い」と感じるか、「代理参拝の手数料」として許容するかは人それぞれですが、後述する現地へのアクセス難易度を考えると、経済合理性だけで見て納得する方がいるのも事実です。
偽物を避けるための確認ポイント
特に数万円で取引される「白い氣守」に関しては、偽物や不正な出品のリスクを考慮する必要があります。購入を検討する際は、以下のポイントを必ずチェックしてください。

【白い氣守】真贋チェックリスト
- 付属品(箱・袋など)の有無と写真:白い氣守は、木箱(桐箱と説明されることもあります)付きで授与されていたという体験談が多いです。箱の有無や状態は写真で必ず確認し、説明が曖昧な出品は慎重に判断しましょう。※ただし、付属品があっても真贋の決定打にはなりません。
- 刺繍や作りの精度:出品写真で「氣」の文字やオオカミの刺繍の細部、縫製の粗さ、印刷のにじみ等を確認し、不自然に粗いものは避けるのが無難です。
- 出品者の信頼性:評価数だけでなく、同種アイテムの大量出品がないか、入手時期や入手経路が不自然でないか、質問への回答が誠実かを確認しましょう。
また、お守りは「人から人へ渡ること」に抵抗を感じる方もいます。二次流通で購入する場合は、できるだけ状態の良いものを選びつつも、白い氣守に限っては頒布休止以前の品である以上、経年による変化があり得る点も踏まえて判断しましょう。
現地へ行く交通費と時間のコスト

「やっぱりお守りは直接神様から授かりたい」「二次流通は気が引ける」という方のために、現地へ行く場合のコストもシミュレーションしてみましょう。三峰神社は、関東でもアクセス難度が高い部類の神社で、移動にまとまった時間が必要です。
公共交通機関を利用する場合(東京方面から)
- ルート:池袋駅 →(西武鉄道 特急など:約80分前後)→ 西武秩父駅 →(急行バス:約80分前後)→ 三峰神社
- 所要時間:片道約3時間〜4時間(乗り継ぎ・待ち時間で変動)
- 交通費:往復の目安 約4,000円〜6,000円台(乗車券+特急料金+バス運賃。特急の購入方法や区間、IC/きっぷ等で変動)
車を利用する場合
- ルート:関越自動車道 花園ICから国道140号経由で約1時間半〜2時間(道路状況で変動)
- リスク:繁忙期や天候条件、道路規制等で所要時間が大きく伸びることがあります。特に休日は周辺が混雑する日もあります。
このように、往復で丸一日(目安として6〜8時間程度)と、数千円の交通費がかかります。これを踏まえると、ネットで気守が上乗せ価格で流通していても、移動の負担を避けたい人にとっては選択肢になり得ます。ただし、道路状況やバス運行は季節・災害等で影響を受ける場合があるため、現地参拝の際は最新情報の確認が重要です。
御神木から氣をチャージする方法
それでも私が現地への参拝をおすすめしたい理由の一つは、拝殿前にそびえる御神木(重忠杉)を間近にできる体験にあります。重忠杉は、畠山重忠ゆかりと伝えられ、推定樹齢約800年と紹介されることが多い御神木です。
三峰神社では、参拝者の間で「御神木から氣をいただく」といった所作が語られることがあります。宗教的な感じ方は人それぞれですが、一般に次のような流れで行う方がいます。

- まず、拝殿でしっかりと参拝を済ませます。
- 次に、拝殿前の両脇にある御神木の近くへ移動します。
- 深呼吸をして心を落ち着かせ、手をかざしたり、可能な範囲でそっと触れて、空気感や生命力を感じ取ります(※現地の案内・ルールに従ってください)。
- この時、授与された「氣守」や「腕輪守」を手に持ち、御神木の近くで静かに祈ることで、「改めて力をいただいた」と感じる方もいます。
こうした所作は、あくまで参拝者の間で語られる“体験としての習わし”に近いものです。ただ、現地の空気の中で自分自身の気持ちを整える時間を持つこと自体が、三峰神社に行く価値だと感じる方は多いでしょう。
もし二次流通で入手した場合でも、いつか機会を見つけて現地を訪れ、参拝とあわせて御神木の前で手を合わせることで、「自分の節目」として区切りをつけられるかもしれません。
三峰神社ブレスレットの値段まとめ
今回は、三峰神社のブレスレットやお守りの値段、そして購入方法について深掘りしました。
通常の氣守であれば、現地での初穂料は1,000円が目安として広く案内されています。一方で、二次流通では送料や手数料の分だけ上乗せされやすく、2,000円台で取引されるケースが見られます。伝説の「白い氣守」に至っては、現在は頒布休止中のため、プレミア価格になりやすい状況です。
値段だけで比較すれば、二次流通は割高に見えるかもしれませんが、秩父の深い山奥までの移動にかかる時間や交通費といった「見えないコスト」を考慮すると、忙しい現代人にとって検討に値する選択肢になる場合もあります。しかし、現地の澄み切った空気の中で参拝し、御神木の前で手を合わせる体験には、お金や効率では計れない価値があるのも確かです。
あなたの置かれている状況や、叶えたい願いの強さに合わせて、最適な方法で三峰神社の「氣」を取り入れてみてくださいね。この記事が、あなたの一歩を踏み出すきっかけになれば幸いです。


