エアコンのカビ臭や、汗のすっぱいニオイ、たばこやIQOS、加齢臭…などなど。
車内の嫌なニオイを消そうと消臭剤を使っても効果が無かったり、芳香剤でごまかそうとしても人工的な香りや、強すぎる匂いで気分が悪くなったりする方もいると思います。
また香りが強かったのは最初だけで、すぐに効果が無くなって頻繁に購入していたりしませんか?
本記事では「芳香剤が苦手・物足りない・もう少しいい香りが良い」という方に向けて、車用アロマデュフューザーで車内をリラックスできる空間にするためのおすすめアイテムを紹介しています。
- 芳香剤とアロマディフューザーとの違い
- 種類やメリット・デメリットがわかる
- 車内に噴射式がおすすめな理由
- おすすめの車用アロマディフューザーを紹介
おすすめのアロマディフューザーが分かるだけでなく、種類や車用に適したタイプなど基本的な知識がわかり、自身の車に合う最適なものが選べるようになると思います。
芳香剤とアロマディフューザーとの違い
人工的に作られた香りの芳香剤と違って天然成分由来の精油が使われていることもあり、強すぎない香りなのが特徴です。
アロマディフューザーはオイルを入れ替えて香りを変えれるものがほとんどで、香りの持続日数が芳香剤に比べて長いため、交換する手間が省けます。
車用アロマディフューザーとは?
車用のアロマディフューザーは大きく分けると3種類あります。
- シガーソケットに差し込むタイプ
- エアコンの吹き出し口に付けるタイプ
- 置き型タイプ
本記事でおすすめしているのは「置き型タイプ」ですが、それぞれの特徴やメリット・デメリットを下記にまとめました。
シガーソケットに差し込むタイプ
シガーソケットの電熱線を利用して熱の力でアロマオイルを蒸発させて香りを出す仕組みです。
コンパクトなものが多く、最も場所を取らないので収納や置き場の少ないスポーツカーや旧車に適しています。
ただし、近年では車種によってシガーソケットがないこともあるので、事前に確認が必要です。
それぞれのメリット・デメリットは以下の通りです。
シガーソケット部分のカバーを開けた状態になるので、気になる方はエアコンの吹き出し口に付けるタイプがおすすめです。
エアコンの吹き出し口に付けるタイプ
エアコンの風にのって全体にいきわたりやすいです。
デザイン性が高くオシャレなものや、キャラクター物など種類が多くあります。
置き型タイプ
置き型タイプが本格的なものになります。主に3つのタイプに分かれます。
- 水とアロマオイルを混ぜるタイプ
- アロマオイルのみで使用するネブライザー式
- アロマストーンなどの気化式
どちらもドリンクホルダーに設置できるような形になっているものが多いため、ドリンクホルダーがないスポーツカーなどは不向きです。
水とアロマオイルを混ぜて使用するタイプの特徴
水と混ぜることにより、加湿効果があります。
ただし、雑菌が繁殖しやすいためこまめな掃除が必要です。
アロマオイルのみで使用するネブライザー式の特徴
アロマオイルを原液のまま噴射するので、フレグランスの効果が高いです。
振動により自動で電源のON・OFFができるなど、高機能なものが多く最も効果が優れています。
アロマストーンなどの気化式
気化式はアロマオイルを染み込ませて使用します。
夏場は芳香剤と同様に乾きやすいため、こまめに補充する必要があります。
車内には気化式よりも噴射式がおすすめ
気化式はアロマオイルが入ったビンに棒(リード)を挿すタイプと、アロマオイルを石に垂らすアロマストーンがあります。
車用の芳香剤も同様ですが、車内が高温になった時など香りが変わることがあります(濃くなったりする)
また蒸発しやすいため持続効果が低く、すぐになくなる場合も…。
対して噴射式は原液のまま「ぷしゅ」と霧状で出ます(水で希釈する噴霧式とは違う)
水で薄めないため、雑菌をまき散らさず車内の腐食は心配不要です。
置き型タイプおすすめの車用アロマディフューザー6選
6種類の置き型タイプを下記の表にまとめました。(噴射タイプが5種類・ファンで回転するタイプ1種類)
噴射タイプは噴射時間が長いと良いわけではありません。
香りの強さを調整できる反面、デメリットもあります。
長いものでは3分間噴射し続けるため、運転中気になったり、香りが強すぎて不快に思うことも…。
香りを濃くしたい方は噴射時間もチェックしてみてください。
CEENIU アロマディフューザー | カーメイト L10004 フレグランスディフューザーⅡ | CEENIU 大容量 アロマディフューザー | スフィアライト フレグランスディフューザー | Loveyes アロマディフューザー | QOSEREN フレグランスディフューザー | |
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おすすめ度 | ||||||
自動噴射機能 | 振動によりON | 振動によりON | 振動によりON | 振動によりON | 振動によりON | 機能なし |
自動OFF機能 | 7分後自動OFF | 振動が無ければ2時間オートオフ | 3分後自動OFF | 振動が無ければタイマー機能 (1・2・3時間) | 40秒後にOFF | 振動が無ければ機能なし |
噴射モード切替 | 3パターン 3分・5分・7分に1回 | 4パターン 2秒噴射→1分停止 5秒噴射→1分停止 10秒噴射→30秒停止 3分噴射→10秒停止 | 噴射なし (回転式) 強・弱2パターン | 3パターン 5秒噴射→175秒停止 20秒噴射→160秒停止 60秒噴射→120秒停止 | 3パターン 10秒、90秒、5分に1回 | 3パターン 低・中・高モード |
噴射時間 | 0.5秒 | 0.2秒 | 噴射なし | |||
充電・持続時間 | 約2ケ月使用可能 | 1時間充電つないだまま | 充電機能なし10時間以上使用可 | 2時間充電つないだまま | 充電機能なし約3ヶ月使用可能 | 1回充電でつないだまま | 充電機能なし
デュアルソケット | スマホ充電可能 | 機能なし | 機能なし | 機能なし | 機能なし | 機能なし |
噴射音(dB) | 35dB以下 | 記載なし 口コミでは気になる とのコメントあり | 35dB以下 | 記載なし | 35dB未満 | 35dB |
香りの種類 | 6種類 | 22種類 | 4種類 | 6種類 | 2種類 | 1種類 |
効果持続日数 | モードにより異なる 1.7ヶ月,2.9ヶ月,4ケ月 | モードにより異なる 14日,52日,6ヶ月,14ヶ月 | 6ヶ月 | モードにより異なる 14日,1.4ヶ月,5.6ヶ月 | モードにより異なる | 3ヶ月間 |
価格 | 9,982円 | 7,393円 オイル別売り | 13,999円 | 5,690円 | 5,999円 | 3,350円 |
替えの価格 | 2,980円 | 979円~1,293円 | 4,980円 | 1,100円 | 1,390円 2個セット |
CEENIUアロマディフューザー
おすすめ度(4.5)
置き型タイプの中で最もおすすめなアロマディフューザーです。
充電可能な内臓バッテリー搭載のタイプで1時間充電で約2ケ月使用できます。
フレグランスは全部で6種類と多くはありませんが、「クロロフィル」の配合によりホルムアルデヒドを57.1%を分解する効果があります。
芳香剤のように嫌な匂いに香りを被せるのではなく、匂いの元を分解してくれるので消臭効果も期待できます。
カーメイトL10004フレグランスディフューザーⅡ
おすすめ度(3.5)
価格の割に機能が高いのです。
噴射時間が長く、噴射の感覚が短いため強い香りが好みな方におすすめです。
他にない特徴として、「香りの種類が豊富」で全22種類のフレグランスがあります。
噴射モードの切替は4パターンと最も多く、強力なモードでは最大3分間噴射し続けます。
ミニバンなどの車内が広い車でも全体に香りが広がりますが、噴射時間を長くさせると消費も激しいので適度な調整が必要です。
口コミでは噴射音が他のものより大きいようで、気になる…とのコメントも見受けられます。
CEENIU 大容量アロマディフューザー
おすすめ度(4.0)
最もおすすめの「CEENIUアロマディフューザー」の上位版になります。
こちらは噴射タイプではなく、ファンを回転させて香りを循環させるタイプです。
「クロロフィル」の配合によりホルムアルデヒドを88.7%も分解する効果があります。
香りの持続日数は6ヶ月と長いので交換の手間がかかりません。
ただし性能が高い分、高価です。
スフィアライトフレグランスディフューザー
おすすめ度(4.0)
5,000円前後では最もコスパが良いタイプです。
唯一のデメリットは内臓バッテリーがないため、電源コードを繋いだまま使うことになります。
最長で約5.6ヶ月使用でき、付け替えの価格が1,000円程度と安いのでコストを抑えたい方におすすめです。
Loveyes アロマディフューザー
おすすめ度(3.5)
コードレスタイプの内臓バッテリー搭載で1回の充電で3ヶ月使用できます。
ただし唯一のデメリットとして、フレグランスが2種類と少ないため、評価は3.5です。
QOSERENフレグランスディフューザー
おすすめ度(3.0)
3,000円台と最も安価です。
噴射モードは小・中・高の3パターンありますが、自動ON・OFF機能は付いていないため都度セットする必要があります。
芳香剤をやめて本格的なアロマディフューザーにしたいけど、高いのはちょっと…。という方におすすめです。
規定のアロマオイル以外の使用はおすすめしない
手頃な価格のアロマディフューザーを買って、様々な香りを楽しみたいと考えている方も多いと思いますが、異なるシリーズのオイルの使用はおすすめしません。
理由はそれぞれの本体に合わせた濃度のアロマオイルを使用しているため、使用するオイルと本体が合わない場合に噴射口が詰まることがあります。
他のアロマオイルの使用するとメーカー保証も効かなくなるため、買い替えることになります。
どうしても使いたい場合は自己責任でご使用ください。
まとめ:車内で使うならネブライザー式がおすすめ
- シガーソケットに差し込むタイプ
- エアコンの吹き出し口に付けるタイプ
- 置き型タイプ
主に3種類のうち、おすすめは置き型タイプのネブライザー式になります。
高価で手が出しにくいかもしれませんが、芳香剤を常に使用しているなら長期的に考えると費用はあまり変わりません。
物によっては安くつく場合も…。
是非一度アロマディフューザーを使用してワンランク上の香りを体感してみてください。