中古品のiPadやiPhoneを安い価格で購入しようと考えている方は必ずおさえておきたい「赤ロム」。
知らずに中古品を購入すると後悔することも……。
上記の4つについてご紹介します。
使い方によっては赤ロムでも問題ないケースもあるため、予算や使い方に合わせて選んでみてください。
赤ロムiPadとは?
ドコモ・au・ソフトバンクなどのキャリアからネットワークの利用を制限されたものになります。
制限を掛けられると、3Gや4G/LTEの電波を使用するデータ通信(Cellular通信)が利用ができません。
主に外でのインターネットや電話利用ができない。- 月々の利用料を滞納した場合
- 支払い途中で売った場合
支払いを途中でやめた際に赤ロムになります。
※基本的に、一度赤ロムになると解除できません。
メルカリ等での購入時に「赤ロムではない」と記載されていても、売買時以降に出品者が支払いを辞めると赤ロムになってしまうためご注意ください。
赤ロム以外に、白ロム・黒ロムもある
白ロムは赤ロムとは違い、キャリアの端末に合ったSIMを使うと外でもインターネットや電話ができるものです。
ただし、SIMロックが解除されているかの判断はできません。
SIMロックがかかっている場合は、同じキャリアのSIMカードしか利用できません。
対してSIMフリーは、「SIMロックの解除済み・又は初めから制限がない」ため、他社のSIMカードでも使用できます。
黒ロムは、キャリアと契約した後のSIMカードが入っていることを指します。
普段使用しているiPhoneなどがこの状態です。
SIMカードには契約情報が書かれているため、虚偽の個人情報での契約が発覚した際は赤ロムになります。
赤ロムでもWi-Fi運用のみなら、問題ない
赤ロムは3Gや4G/LTEの電波を使用するデータ通信(Cellular通信)が利用できなくなりますが、Wi-Fi環境化なら問題なく使用できます。
例えばプライムビデオをWi-Fi環境化でダウンロードし、外に持ち歩いて動画を観るだけなら問題ありません。
赤ロムの場合に1つだけ注意すること
「Wi-Fi環境化で使用するだけだから、赤ロムでもいいや」と思った際に注意することですが、アクティベーション(認証)が完了しているか?です。
iPadの初期化やiOSのアップデートにはSIMカードが必須です。
赤ロムの場合アクティベーションできないため、そもそも使用できないことが起きます。
費用がおよそ1,000円程度必要になりますが、アクティベーション専用のSIMカードを入れることで解決します。専用なのでアクティベーション以外には使えません。
赤ロムになる原因
赤ロムになる原因は3つです。
- 不正契約
- 支払いを滞納した場合
- 販売店から盗難されたもの
確率は1%に満たないですが、中古のスマホ販売店でも購入後に赤ロムになってしまうこともあります。
その場合は販売店の赤ロム保証を利用し、全額返金や交換対応してもらいましょう。
ネットオークション等の個人が出品している際は、保証はありませんので自己責任で購入ください。
赤ロムを解除する方法
基本的に赤ロムになると解除できませんが、au版のiPadならSIMカードを別のキャリアに差し替える(SIMロック解除の必要)か、携帯ショップへ持っていけば解決できます。
別のキャリアに替える際にはドコモ系など、同じ系列の格安携帯電話会社(MVMO:仮想移動体通信事業者)にも適用されるのでご注意ください。
ソフトバンクのiPadはauとは違って、端末自体に制限がかかるため解除できません。
SoftBankで確認 http://mb.softbank.jp/mb/support/3G/restriction/
auで確認 https://au-cs0.kddi.com/FtHome
※本体裏面に記載されているIMEIを入力で状態が確認できます。
赤ロムのメリット
白ロムと比べて価格が安いため、下記の2つの条件を満たせば、安く買いたい方にはおすすめです。
- アクティベーション(制限解除)済み
- Wi-Fi環境化での利用
iPhoneでは画面が小さいので、「大きな画面で動画視聴や、読書をしたい」という場合には、選択肢の一つとして検討してもいいと思います。
まとめ:Wi-Fi環境化での使用のみなら気にしなくてOK
赤ロムについて解説しました。
条件さえクリアすれば、赤ロムでも問題なく使用できるので、安く購入したい方はあまり気にしなくてもいいかもしれません。
ただしメルカリ・ヤフオクなど、個人が出品したものには一部ニセモノや粗悪品が出回っていることがあるため、iPadに詳しい方をのぞいて購入は控えたほうがいいかもしれません。